関数のサンプル数

一般にコンピュータでは連続した関数を扱うことが出来ません. そこで gnuplot は離散化した関数を直線で結ぶことで連続した関数を近似しています. ここでは gnuplot で描画する関数のサンプル数を設定するコマンドを紹介します. デフォルトではサンプル数は100点となっています.サンプル数を増やすとより正確な描画ができるようになりますが,描画速度が遅くなります.


関数のサンプル数を設定する

関数のサンプル数を設定するには set samples コマンドを使用します. なお, set samples コマンドはデータファイルの描画には何の影響も与えません.

二次元グラフのサンプル数を設定する

二次元でグラフを描画した際の関数のサンプル数を設定するには,以下の書式を使用します.

set samples <サンプル数>

gnuplot> set samples 5 # 関数のサンプル数を5に設定
gnuplot> plot x*x # 出力1
gnuplot> set samples 1000 # 関数のサンプル数を1000に設定
gnuplot> plot x*x # 出力2

出力1 (サンプル数:5)

関数のサンプル数を変更した結果

出力2 (サンプル数:1000)

関数のサンプル数を変更した結果

三次元グラフのサンプル数を設定する

三次元でグラフを描画した際の関数のサンプル数を設定するには,以下の書式を使用します.

set samples <サンプル数>
set samples <v-孤立線のサンプル数>,<u-孤立線のサンプル数>

孤立線とは曲面の一つの媒介変数を固定して,もう一つの媒介変数によって描かれる曲線のことです. 三次元グラフはu-孤立線とv-孤立線を持ちます. 二つの孤立線のサンプル数を同時に設定する場合は引数を一つだけ指定し,別々に設定する場合は二つ指定します.

gnuplot> set isosamples 50
gnuplot> set ticslevel 0
gnuplot> f(x,y) = exp(-(x*x + y*y) / 2 * 0.1)
gnuplot> # ---- 出力1 ----
gnuplot> set samples 3 # 関数のサンプル数を3,3に設定
gnuplot> splot f(x,y)
gnuplot> # ---- 出力2 ----
gnuplot> set samples 3, 1000 # 関数のサンプル数を3,1000に設定
gnuplot> splot f(x,y)
gnuplot> # ---- 出力3 ----
gnuplot> set samples 1000 # 関数のサンプル数を1000,1000に設定
gnuplot> splot f(x,y)

出力1 (サンプル数:3, 3)

関数のサンプル数を変更した結果

出力2 (サンプル数:3, 1000)

関数のサンプル数を変更した結果

出力3 (サンプル数:1000, 1000)

関数のサンプル数を変更した結果

設定されている関数のサンプル数を表示する

現在設定されている関数のサンプル数を表示するには show samples コマンドを使用します.

書式

show samples

gnuplot> set samples 200, 300 # 関数のサンプル数を設定
gnuplot> show samples

出力

sampling rate is 200, 300